いきなりR18でお願いします。ぬるいですが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
綿のカーテンを透して、朝の和らいだ光が差し込む。
俺は、まどろみの中、夢の中をふわふわと漂っている。
額に頬に唇についばむように繰り返されるキス。
俺の髪を梳かしていた指先が、胸の真ん中を通り臍へと一直線にすぅっとなで上げる。
起きなきゃ・・・と脳が命令するけれど、レム睡眠中の俺のムスコさんは、もっと夢の続きをせかしている。
指先は臍をくるりとなで、躊躇することなくムスコを握り締める。
握り締めたのは俺の右手。
「ふっ・・ん・・・ぅんっん」
右手の親指で内側を、中指と人差し指で裏側を上下に扱く。
「はぁ・・ っ ふっ・・ん!」
「わたる・・・」
やさしく耳元で囁かれ息がかかると、そのくすぐったさとぞわりとした気持ちよさで、肩をすくめ耳にこすりつけたところで、俺は一瞬に覚醒した。
「み・・・みきさん!???」
パチっと眼を明けたその正面にいたのは、知った顔の男だった。
「み、見たっ???」
幹さんが俺の隣で寝ていることより、俺の一人上手をみられてしまったことへの焦りが、俺を今季最大の羞恥心に陥れる。
なんたる・・・なんんたる・・・
あわてて、布団を手繰り寄せくるりと背中を向けると、幹さんがくすっと笑った。
「渉くん、朝からゲンキだね」
幹さんの右手が水色の布団の中にもぐりこむと、いきなりムスコをぎゅっと握った。
「ちょっ!ちょっと!」
俺はあわてて、幹さんの手に俺の右手を重ね合わせる。
「いいから」
幹さんは俺のムスコをやさしくピアノを弾くようにギターを奏でるように扱き出した。
「あっ・・あ・・」
思わず、声が出る。幹さんの上に重ねていた手をとっさに口もっていって、思いっきり手の甲をかんだ。
それでも、徐々に激しくなる幹さんの手に俺は声を抑えることが出来ない。
「ヤバイ・・・幹さん・・もうやばいって」
「いいから、いっちゃいな」
幹さんの手が激しく上下し、先端から流れ出る先走りを絡めとリ、割れ目を親指でぐりぐりと揉み解した。
「あぁつ やばいっ」
俺は・・・いとも簡単に幹さんの右手で・・・・いってしまいました・・・。
俺の白い花が幹さんの手の中に、俺の腹の上に勢いよくどぐんどぐんと噴射された。
→2へ
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参加しています。ぽちっとよろしくね。

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綿のカーテンを透して、朝の和らいだ光が差し込む。
俺は、まどろみの中、夢の中をふわふわと漂っている。
額に頬に唇についばむように繰り返されるキス。
俺の髪を梳かしていた指先が、胸の真ん中を通り臍へと一直線にすぅっとなで上げる。
起きなきゃ・・・と脳が命令するけれど、レム睡眠中の俺のムスコさんは、もっと夢の続きをせかしている。
指先は臍をくるりとなで、躊躇することなくムスコを握り締める。
握り締めたのは俺の右手。
「ふっ・・ん・・・ぅんっん」
右手の親指で内側を、中指と人差し指で裏側を上下に扱く。
「はぁ・・ っ ふっ・・ん!」
「わたる・・・」
やさしく耳元で囁かれ息がかかると、そのくすぐったさとぞわりとした気持ちよさで、肩をすくめ耳にこすりつけたところで、俺は一瞬に覚醒した。
「み・・・みきさん!???」
パチっと眼を明けたその正面にいたのは、知った顔の男だった。
「み、見たっ???」
幹さんが俺の隣で寝ていることより、俺の一人上手をみられてしまったことへの焦りが、俺を今季最大の羞恥心に陥れる。
なんたる・・・なんんたる・・・
あわてて、布団を手繰り寄せくるりと背中を向けると、幹さんがくすっと笑った。
「渉くん、朝からゲンキだね」
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「ちょっ!ちょっと!」
俺はあわてて、幹さんの手に俺の右手を重ね合わせる。
「いいから」
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「あっ・・あ・・」
思わず、声が出る。幹さんの上に重ねていた手をとっさに口もっていって、思いっきり手の甲をかんだ。
それでも、徐々に激しくなる幹さんの手に俺は声を抑えることが出来ない。
「ヤバイ・・・幹さん・・もうやばいって」
「いいから、いっちゃいな」
幹さんの手が激しく上下し、先端から流れ出る先走りを絡めとリ、割れ目を親指でぐりぐりと揉み解した。
「あぁつ やばいっ」
俺は・・・いとも簡単に幹さんの右手で・・・・いってしまいました・・・。
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幹さんの手でイってしまった・・・
「なんで・・・なんで・・・」
呆然と荒い息で呟やく俺。
幹さんは無言のまま枕元からテッシュを取り、自分の手と俺自身と俺の腹の上を丁寧にふき取った。
息が治まり、意識がはっきりしてくると髪の毛の先っぽまで恥ずかしさがこみ上げ、俺は布団を頭からかぶり、事態の把握に努める。
「なんで・・」
「コーヒー入れるよ」
幹さんはアンチークな木製のミルで豆をひき、ゆっくりと本格的なコーヒーを入れてくれる。
こっそり布団の隙間から除くと、すでに白いTシャツ、ジーンズを身に着けて先ほどのことがなかったかと思わせるような、ゆったりとした動きでお湯をドリップに注いでいる。
なんか、動作がいちいち様になっているよな。コーヒー入れてるだけなのに・・・。
にーちゃんの同僚だっけ?
同期だって言ってたから27歳かな。
きのうはスーツだったし、なんかちょっとしかめっ面だったし、怖そうなオトナって感じだったけど。。。
なんか、雰囲気違うな。
あ、髪下ろしているからか。
「はいモカ。朝はやさしいほうがいいからね。砂糖とミルクはどうする?ほら、いい加減に顔くらい出しなさいよ」
コーヒーのいいかおりに誘われ、布団の中で正座し、目から上だけ出す。
「あ、ありがとう。ミルクたっぷしお願いします。」
「あ、あの、服・・・パンツ・・・取ってください・・・」
布団の中でゆうべ脱ぎ散らしたままだと思われる服をひとつづつ受け取ると、あわてて身に着けた。
幹さんはコーヒーにたたっぷりの牛乳をいれて、まだ布団をかぶったまま俺が手を出すと、
「気をつけて、あついよ」と、そっとコーヒーを手渡してくれた。
「さて、ぼちぼち亀さんは辞めてでておいで」
幹さんはベットのふちに腰掛、俺からやさしく布団を剥ぎ取った。
「えっと。きのうのこと、覚えてる?」
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呆然と荒い息で呟やく俺。
幹さんは無言のまま枕元からテッシュを取り、自分の手と俺自身と俺の腹の上を丁寧にふき取った。
息が治まり、意識がはっきりしてくると髪の毛の先っぽまで恥ずかしさがこみ上げ、俺は布団を頭からかぶり、事態の把握に努める。
「なんで・・」
「コーヒー入れるよ」
幹さんはアンチークな木製のミルで豆をひき、ゆっくりと本格的なコーヒーを入れてくれる。
こっそり布団の隙間から除くと、すでに白いTシャツ、ジーンズを身に着けて先ほどのことがなかったかと思わせるような、ゆったりとした動きでお湯をドリップに注いでいる。
なんか、動作がいちいち様になっているよな。コーヒー入れてるだけなのに・・・。
にーちゃんの同僚だっけ?
同期だって言ってたから27歳かな。
きのうはスーツだったし、なんかちょっとしかめっ面だったし、怖そうなオトナって感じだったけど。。。
なんか、雰囲気違うな。
あ、髪下ろしているからか。
「はいモカ。朝はやさしいほうがいいからね。砂糖とミルクはどうする?ほら、いい加減に顔くらい出しなさいよ」
コーヒーのいいかおりに誘われ、布団の中で正座し、目から上だけ出す。
「あ、ありがとう。ミルクたっぷしお願いします。」
「あ、あの、服・・・パンツ・・・取ってください・・・」
布団の中でゆうべ脱ぎ散らしたままだと思われる服をひとつづつ受け取ると、あわてて身に着けた。
幹さんはコーヒーにたたっぷりの牛乳をいれて、まだ布団をかぶったまま俺が手を出すと、
「気をつけて、あついよ」と、そっとコーヒーを手渡してくれた。
「さて、ぼちぼち亀さんは辞めてでておいで」
幹さんはベットのふちに腰掛、俺からやさしく布団を剥ぎ取った。
「えっと。きのうのこと、覚えてる?」
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「えっと。きのうのこと、覚えてる?」
幹さんは俺から剥ぎ取った布団を軽くたたみながら、俺の目を覗き込むように聞いてくる。
「・・・なんとなく」
きのうは俺の兄・健(たける)の結婚式だった。
都内のホテルで行われた披露宴。
社内恋愛だったこともあり、会社関係者が多く出席する中、幹さんは「二人の友人代表」としてマイクの前に立っていた。
同期入社で、配属先も一緒で、研修先もいっしょ。幹さんと新郎新婦はあつーい友情で結ばれていたわけで、5年分の暴露話をし、
「私がキューピットなんだから、いつでも新居に呼んでください。」
と締めくくっていた。
会場が大爆笑で包まれる中、幹さんは深々と頭を下げた。
そして。
下を向いた一瞬、眼をぎゅっとつぶり、眉をきゅっと寄せた・・・様に見えたんだ。
2次会はクラブに場所を移し、新郎新婦が音楽と嬌声に囲まれているスポットの中心から死角となる店の奥隅で、幹さんはひとりで飲んでいた。
「こんにちは、幹さん。俺、渉です。お久しぶりです」
2次会に出たはいいが、会社の人間や、新郎新婦の交友関係を紹介されても、
「はあ。兄がお世話になっています」
としか、答えられなく。 微妙に年上の女性たちから「かわいい、かわいい」を連発されるたび、笑顔が引きつり、愛想笑いを浮かべるのにも疲れた頃、俺は幹さんを発見した。
「あ・・・?お、渉くん?大きくなったなあ・・・。」
「やだな、幹さん。 もうハタチですよ、ハタチ。今日は健にぃのためにスピーチありがとうございました。」
「なんだかなあ・・・、あのちびすけが一丁前だな。」
「ちびすけって・・あの時は15歳だったし!あれから10センチは伸びましたよ!まあ、幹さんほどではないけど。幹さんも準主役みたいなもんだから、センターに行けばいいのに」
「いや、俺の役目は終わったからな。疲れたよ」
目を細め、しゃべることすら億劫といった表情で、また手元に視線を落としてウィスキーのロックをあおる。
疲れた・・・というより、なんだか辛そう?
「健兄たち、けんかするたびに幹さんが仲裁に入ってくれたって聞いてますよ。ほんっと、キューピットだったんですねえ。」
「いや・・・まあ、友達だからな・友達・・・」
友達ということばを復唱することで、自分に言い聞かせているような幹さん。
また目をぎゅっとつぶった。そして眉をきゅっと寄せて、くすりと笑った。
なんだろう?泣きそうにみえるんだけど。
なんだか幹さんから離れることが出来なくって、ワインをボトルごとカウンターから貰い受けると手酌で幹さんと一緒に飲むことにした。
「・・・なんとなく?」
「・・・ワインって口当たりがいいんだよね・・・。俺、すんごく酔って楽しくなったまでは覚えているんだけど・・・」
「そっか。まあ、いろいろな。ありがとう。」
ありがとうって? なんだ?
俺、なにかしたっちゃんだろうか?
一緒に飲んで、ふらふらになって、終電が無かったから、そのまま幹さんちになだれ込んで。
それから・・・なんかすげぇ、楽しい夢を見たよ。
今朝見た夢。たぶん夕べからの続き。
あれがどこからが夢で、どこまで現実だったかすら覚えていない。
どこかふわふわと漂いながら、すごく悲しくってでもすごく楽しかった夢。
「あ、俺こそ、さっきはどうもでした・・・。」
突然さっきの出来事を思い出した。うわ、うわっ。やばい、顔から火が出てる・・・。
「あ、ごめん。あんまり楽しそうに夢見てたから。つい、ね・・・」
幹さんは、昨日と違うやさしい微笑を返してくれた。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうしよう・・どんどん幹さんがへたれになっていってしまいます。
おかしい、もっとかっこいい人になる予定だったのに・・・。やばやば。
よろしければ、感想などいただけたらすごく嬉しいです。読んでもらえているか、このまま突っ走っていいものか、不安なんです @@” 大野こうこ
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幹さんは俺から剥ぎ取った布団を軽くたたみながら、俺の目を覗き込むように聞いてくる。
「・・・なんとなく」
きのうは俺の兄・健(たける)の結婚式だった。
都内のホテルで行われた披露宴。
社内恋愛だったこともあり、会社関係者が多く出席する中、幹さんは「二人の友人代表」としてマイクの前に立っていた。
同期入社で、配属先も一緒で、研修先もいっしょ。幹さんと新郎新婦はあつーい友情で結ばれていたわけで、5年分の暴露話をし、
「私がキューピットなんだから、いつでも新居に呼んでください。」
と締めくくっていた。
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そして。
下を向いた一瞬、眼をぎゅっとつぶり、眉をきゅっと寄せた・・・様に見えたんだ。
2次会はクラブに場所を移し、新郎新婦が音楽と嬌声に囲まれているスポットの中心から死角となる店の奥隅で、幹さんはひとりで飲んでいた。
「こんにちは、幹さん。俺、渉です。お久しぶりです」
2次会に出たはいいが、会社の人間や、新郎新婦の交友関係を紹介されても、
「はあ。兄がお世話になっています」
としか、答えられなく。 微妙に年上の女性たちから「かわいい、かわいい」を連発されるたび、笑顔が引きつり、愛想笑いを浮かべるのにも疲れた頃、俺は幹さんを発見した。
「あ・・・?お、渉くん?大きくなったなあ・・・。」
「やだな、幹さん。 もうハタチですよ、ハタチ。今日は健にぃのためにスピーチありがとうございました。」
「なんだかなあ・・・、あのちびすけが一丁前だな。」
「ちびすけって・・あの時は15歳だったし!あれから10センチは伸びましたよ!まあ、幹さんほどではないけど。幹さんも準主役みたいなもんだから、センターに行けばいいのに」
「いや、俺の役目は終わったからな。疲れたよ」
目を細め、しゃべることすら億劫といった表情で、また手元に視線を落としてウィスキーのロックをあおる。
疲れた・・・というより、なんだか辛そう?
「健兄たち、けんかするたびに幹さんが仲裁に入ってくれたって聞いてますよ。ほんっと、キューピットだったんですねえ。」
「いや・・・まあ、友達だからな・友達・・・」
友達ということばを復唱することで、自分に言い聞かせているような幹さん。
また目をぎゅっとつぶった。そして眉をきゅっと寄せて、くすりと笑った。
なんだろう?泣きそうにみえるんだけど。
なんだか幹さんから離れることが出来なくって、ワインをボトルごとカウンターから貰い受けると手酌で幹さんと一緒に飲むことにした。
「・・・なんとなく?」
「・・・ワインって口当たりがいいんだよね・・・。俺、すんごく酔って楽しくなったまでは覚えているんだけど・・・」
「そっか。まあ、いろいろな。ありがとう。」
ありがとうって? なんだ?
俺、なにかしたっちゃんだろうか?
一緒に飲んで、ふらふらになって、終電が無かったから、そのまま幹さんちになだれ込んで。
それから・・・なんかすげぇ、楽しい夢を見たよ。
今朝見た夢。たぶん夕べからの続き。
あれがどこからが夢で、どこまで現実だったかすら覚えていない。
どこかふわふわと漂いながら、すごく悲しくってでもすごく楽しかった夢。
「あ、俺こそ、さっきはどうもでした・・・。」
突然さっきの出来事を思い出した。うわ、うわっ。やばい、顔から火が出てる・・・。
「あ、ごめん。あんまり楽しそうに夢見てたから。つい、ね・・・」
幹さんは、昨日と違うやさしい微笑を返してくれた。
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どうしよう・・どんどん幹さんがへたれになっていってしまいます。
おかしい、もっとかっこいい人になる予定だったのに・・・。やばやば。
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「ははは・・」
「はは」
幹さんは、頭をかきながら
「なんだかなあ」
と言って、またははは、とやさしく笑った。
何でこの人はこんなにやさしく笑うのかな。きのうはしかめっ面だったのに。
俺は、幹さんが笑っているだけでなんだか嬉しいんですけど。
「トーストしかないけれど」
幹さんはパンにマーガリンを塗りたくって、小さなテーブルに皿を置く。
俺はベットを降りようとして、足に力が入らず背中にうずくような痛みを覚え、思わずふらいついてしまった。
「あ、あれ、ごめん、貧血・・」
思わず、幹さんにしがみついて倒れるのを防ぐ。
幹さんは、あわてて俺の肩を抱き寄せて。
「大丈夫か?力はいんないか?
ごめん・・・ごめんな・・・きのうちょっとやりすぎた・・・・・」
「・・・それって」
頭ひとつ分高い幹さんを思わず凝視する。
「そういうことで・・・ごめんな。」
きのうのふわふわした夢。
「あれ・・・夢じゃないの?」
きのう、ボトルワイン一本ですっかり酔っ払ってしまった俺は、
「幹さん、泊めて〜・・・」を連呼して、無理やり幹さんちに押しかけたんだ。
だって、幹さんが笑わないから・・・
だって、幹さんが泣いているような気がして。
幹さんは困った顔をして、しょうがないな、ってワンルームマンションの鍵を開けてくれた。
「みきさーん、もっちょっと酒ちょうだーい」
どうにかして、幹さんを笑わせたくって、お笑い芸人のまねをしたり、大学の教授のまねをしたりしてみる。
俺は、幹さんの顔を覗き込んで
「みーきーさん、そういえばさ、俺のファーストキスは幹さんだったよねぇ。いっくら罰ゲームだったとはいえ、15の紅顔の美少年にすげぇエロイキスしてくれたよねぇ」
「あ、いや、あの時はすまん!」
俺は幹さんの返事なんか無視して、幹さんのネクタイをつかんでまくし立てる。
「んでさあ、俺さあ、あれから彼女が出来たりそれなりに成長したわけよ。」
「でもさあ、俺キスがへたくそでさぁ、どーしてもあの口紅塗りたくった唇にブチューってするのが苦手でさあ」
「そしたらっさあ!俺の元カノ、二股かけてさあ、理由聞いたら『ワタルはキスが下手だから』だってっさ!!!!」
「どーしてくれんの?幹さん、あの時のがトラウマになっちゃったみたいよ、俺」
俺は幹さんのネクタイをぐぃっと手繰り寄せると、勢いよく幹さんにキスをした。
歯がちょっとぶつかって、ガチンと音がなったけど。
唇を合わせるだけの、キスを5秒して、
俺は幹さんの目を見ながら誘ったんだ。
「幹さんのキス、覚えてるよ、すごくやさしかったよね。俺あんなくらくらしたの初めてだったよ」
「ねえ、幹さん、俺にキス教えてよ。もう一度幹さんとキスがしてみたいんだ」
幹さんの首に手を回して、背伸びしながら幹さんに口づける。
幹さんは俺を制止しようと、そっと唇を外して
「渉くん・・・酔っ払ってるよ。」
って諭すように言った。
俺はやっぱりかなり酔っ払っていたんだ。
「ねえキスしてよ、お願い」って抱きついて
「ねえ、幹さん、泣かないでよ、」「泣かないでよ」
って言い続けた。幹さんは泣いてなんかいないのに。
だって、飲みながら指先が震えていたじゃん。
「幹さん、泣かないで・・・」
唇に接触するだけのキスを繰り返しながら、何度も何度も呟く。
幹さんは、俺が馬鹿みたいに繰り返すのを聞きながらギュッと抱きしめて、俺を水色のベットにそっと押し倒した。
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←はじめから読んでみる?
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
うーんうーん。描写が全然出来ないよ。小説ってムヅカシイ・・・
参加しています。ぽちっとよろしくね。

こちらもぽちっと・・・励みになりますので。
「はは」
幹さんは、頭をかきながら
「なんだかなあ」
と言って、またははは、とやさしく笑った。
何でこの人はこんなにやさしく笑うのかな。きのうはしかめっ面だったのに。
俺は、幹さんが笑っているだけでなんだか嬉しいんですけど。
「トーストしかないけれど」
幹さんはパンにマーガリンを塗りたくって、小さなテーブルに皿を置く。
俺はベットを降りようとして、足に力が入らず背中にうずくような痛みを覚え、思わずふらいついてしまった。
「あ、あれ、ごめん、貧血・・」
思わず、幹さんにしがみついて倒れるのを防ぐ。
幹さんは、あわてて俺の肩を抱き寄せて。
「大丈夫か?力はいんないか?
ごめん・・・ごめんな・・・きのうちょっとやりすぎた・・・・・」
「・・・それって」
頭ひとつ分高い幹さんを思わず凝視する。
「そういうことで・・・ごめんな。」
きのうのふわふわした夢。
「あれ・・・夢じゃないの?」
きのう、ボトルワイン一本ですっかり酔っ払ってしまった俺は、
「幹さん、泊めて〜・・・」を連呼して、無理やり幹さんちに押しかけたんだ。
だって、幹さんが笑わないから・・・
だって、幹さんが泣いているような気がして。
幹さんは困った顔をして、しょうがないな、ってワンルームマンションの鍵を開けてくれた。
「みきさーん、もっちょっと酒ちょうだーい」
どうにかして、幹さんを笑わせたくって、お笑い芸人のまねをしたり、大学の教授のまねをしたりしてみる。
俺は、幹さんの顔を覗き込んで
「みーきーさん、そういえばさ、俺のファーストキスは幹さんだったよねぇ。いっくら罰ゲームだったとはいえ、15の紅顔の美少年にすげぇエロイキスしてくれたよねぇ」
「あ、いや、あの時はすまん!」
俺は幹さんの返事なんか無視して、幹さんのネクタイをつかんでまくし立てる。
「んでさあ、俺さあ、あれから彼女が出来たりそれなりに成長したわけよ。」
「でもさあ、俺キスがへたくそでさぁ、どーしてもあの口紅塗りたくった唇にブチューってするのが苦手でさあ」
「そしたらっさあ!俺の元カノ、二股かけてさあ、理由聞いたら『ワタルはキスが下手だから』だってっさ!!!!」
「どーしてくれんの?幹さん、あの時のがトラウマになっちゃったみたいよ、俺」
俺は幹さんのネクタイをぐぃっと手繰り寄せると、勢いよく幹さんにキスをした。
歯がちょっとぶつかって、ガチンと音がなったけど。
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俺は幹さんの目を見ながら誘ったんだ。
「幹さんのキス、覚えてるよ、すごくやさしかったよね。俺あんなくらくらしたの初めてだったよ」
「ねえ、幹さん、俺にキス教えてよ。もう一度幹さんとキスがしてみたいんだ」
幹さんの首に手を回して、背伸びしながら幹さんに口づける。
幹さんは俺を制止しようと、そっと唇を外して
「渉くん・・・酔っ払ってるよ。」
って諭すように言った。
俺はやっぱりかなり酔っ払っていたんだ。
「ねえキスしてよ、お願い」って抱きついて
「ねえ、幹さん、泣かないでよ、」「泣かないでよ」
って言い続けた。幹さんは泣いてなんかいないのに。
だって、飲みながら指先が震えていたじゃん。
「幹さん、泣かないで・・・」
唇に接触するだけのキスを繰り返しながら、何度も何度も呟く。
幹さんは、俺が馬鹿みたいに繰り返すのを聞きながらギュッと抱きしめて、俺を水色のベットにそっと押し倒した。
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「幹さん、泣かないで・・・」
幹さんは、俺が馬鹿みたいに繰り返すのを聞きながらギュッと抱きしめて、水色のベットにそっと押し倒した。
髪にキス、額にキス、頬にキス、右の目じりにキスをして、幹さんの唇が俺の唇にふわりと触れてきた。
舌の先でやさしくノックされる。
俺の唇をぺろりとなめると、歯列のわずかな隙間から幹さんの舌が侵入してくる。
そして、俺の舌を探してぐいっと差し込まれた。
俺の望んだキス。
呼吸がうまく出来なくって、俺は幹さんのシャツにしがみつく。
幹さんの舌が俺の舌に絡み、頬がへこむほど吸い上げられる。
痛いくらいのキス。
口紅のべたつきも無く、鼻を突くファンデーションの香りも無く、ただ煙草の味が口の中に広がる。歯茎を舌で撫で上げられる。
頭の芯まで蕩けるような、思考が停止させられる幹さんのキス。
「ふっ・・・ん・・・」
鼻から声が抜ける。
無音の部屋に、ちゅぱちゅぱと唇が重なり位置を変える音だけが響く。
唇が離れ、幹さんが俺を覗き込んだとき。俺は無意識に呟いた。
「幹さん 泣かないで・・・」
「おまえ、馬鹿だな・・・馬鹿だな」
「泣いてるのは、おまえじゃんか・・・・」
幹さんの唇が俺の目じりに降りる。
俺の眼に盛り上がった水滴を拭い取ると、またやさしくぎゅっと抱きしめてきた。
「いいのか」
俺は答えの変わりに、幹さんの頭に手を回すとぐいっと引き寄せて再び唇を重ね、舌を差し出し幹さんのそれに絡めた。
このキスが好きなんだ。
幹さんのキスじゃないとダメなんだ。
幹さんの舌が、俺の舌に応えて更に激しく、口腔を蹂躙する。
息が出来ない。
俺の唾液と、幹さんの唾液がが交じり合い、口角から流れ落ちる。
唇が俺の口から、左耳の付け根を吸い付くように移る。
「あっ・・ん・・・やっ」体が思わずのけぞる。
自分の声が恥ずかしくて、右の手の甲をかんだ。
耳たぶをかまれ、耳の中に舌を差し込まれ、俺の意識は一気に空中をさまよいだす。
声をさえぎる手は幹さんに取り上げられる。
「はっぅ・・・あ・・・あ」
幹さんの手が俺のシャツを引き出し、腹から胸へ撫で上げる。大きな手。暖かい手。
俺の胸の小さな突起を中指と人差し指でつかんでぐりぐりと弄ぶ。
「あっ・・・はぁ・・ふっ」
初めての感覚。髪の1本1本までに、神経細胞が張りめぐらされされているんだろうか・・。
俺だって、大学に入ってそれなりに恋人も出来た。3ヶ月に満たない短い付き合いが3回。
セックスだって・・・だけど。
そこにあったのは、行為だけだった。こんな浮遊するような感覚は無かった。
俺、どうしたんだろう。
これは夢かな。水色の雲の上を漂っているんだ、きっと。
俺のシャツを脱がすと、首筋に鎖骨にひとつずつ口で印をつけながら、指で弄んですでにピンク色に染まってつんと立ち上がった胸の突起に口付けた。
「あ、あああ」
胸の突起を舌でころころ嬲られるだけで、俺の中心がかっと熱くなって、ぐぐぐっと形を変える。
ジーンズが苦しいんだ。痛い。
無意識に腰を幹さんに擦り付けた。
俺の劣情に気がついた幹さんは、体を起こして自分の衣類を脱ぎ捨てると、俺のジーンズのボタンを外しチャックを下ろして、俺のモノを苦しさから開放してくれた。
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とうとう、ゆうべの夢に突入しちゃいました。ああ、うまくかけねええええ
お暇でしたら、コメなどいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
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「幹さん、泣かないで・・・」
幹さんは、俺が馬鹿みたいに繰り返すのを聞きながらギュッと抱きしめて、水色のベットにそっと押し倒した。
髪にキス、額にキス、頬にキス、右の目じりにキスをして、幹さんの唇が俺の唇にふわりと触れてきた。
舌の先でやさしくノックされる。
俺の唇をぺろりとなめると、歯列のわずかな隙間から幹さんの舌が侵入してくる。
そして、俺の舌を探してぐいっと差し込まれた。
俺の望んだキス。
呼吸がうまく出来なくって、俺は幹さんのシャツにしがみつく。
幹さんの舌が俺の舌に絡み、頬がへこむほど吸い上げられる。
痛いくらいのキス。
口紅のべたつきも無く、鼻を突くファンデーションの香りも無く、ただ煙草の味が口の中に広がる。歯茎を舌で撫で上げられる。
頭の芯まで蕩けるような、思考が停止させられる幹さんのキス。
「ふっ・・・ん・・・」
鼻から声が抜ける。
無音の部屋に、ちゅぱちゅぱと唇が重なり位置を変える音だけが響く。
唇が離れ、幹さんが俺を覗き込んだとき。俺は無意識に呟いた。
「幹さん 泣かないで・・・」
「おまえ、馬鹿だな・・・馬鹿だな」
「泣いてるのは、おまえじゃんか・・・・」
幹さんの唇が俺の目じりに降りる。
俺の眼に盛り上がった水滴を拭い取ると、またやさしくぎゅっと抱きしめてきた。
「いいのか」
俺は答えの変わりに、幹さんの頭に手を回すとぐいっと引き寄せて再び唇を重ね、舌を差し出し幹さんのそれに絡めた。
このキスが好きなんだ。
幹さんのキスじゃないとダメなんだ。
幹さんの舌が、俺の舌に応えて更に激しく、口腔を蹂躙する。
息が出来ない。
俺の唾液と、幹さんの唾液がが交じり合い、口角から流れ落ちる。
唇が俺の口から、左耳の付け根を吸い付くように移る。
「あっ・・ん・・・やっ」体が思わずのけぞる。
自分の声が恥ずかしくて、右の手の甲をかんだ。
耳たぶをかまれ、耳の中に舌を差し込まれ、俺の意識は一気に空中をさまよいだす。
声をさえぎる手は幹さんに取り上げられる。
「はっぅ・・・あ・・・あ」
幹さんの手が俺のシャツを引き出し、腹から胸へ撫で上げる。大きな手。暖かい手。
俺の胸の小さな突起を中指と人差し指でつかんでぐりぐりと弄ぶ。
「あっ・・・はぁ・・ふっ」
初めての感覚。髪の1本1本までに、神経細胞が張りめぐらされされているんだろうか・・。
俺だって、大学に入ってそれなりに恋人も出来た。3ヶ月に満たない短い付き合いが3回。
セックスだって・・・だけど。
そこにあったのは、行為だけだった。こんな浮遊するような感覚は無かった。
俺、どうしたんだろう。
これは夢かな。水色の雲の上を漂っているんだ、きっと。
俺のシャツを脱がすと、首筋に鎖骨にひとつずつ口で印をつけながら、指で弄んですでにピンク色に染まってつんと立ち上がった胸の突起に口付けた。
「あ、あああ」
胸の突起を舌でころころ嬲られるだけで、俺の中心がかっと熱くなって、ぐぐぐっと形を変える。
ジーンズが苦しいんだ。痛い。
無意識に腰を幹さんに擦り付けた。
俺の劣情に気がついた幹さんは、体を起こして自分の衣類を脱ぎ捨てると、俺のジーンズのボタンを外しチャックを下ろして、俺のモノを苦しさから開放してくれた。
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
とうとう、ゆうべの夢に突入しちゃいました。ああ、うまくかけねええええ
お暇でしたら、コメなどいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
参加しています。ぽちっとよろしくね。
こちらもぽちっと・・・励みになりますので。
引き続きR18です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジーンズのファスナーを下ろされ、パンツの上から俺の物が握られる。
「あっ はぁあはぁ・・・・みきさん・・・俺・・・俺」
幹さんの手が布越しにゆっくり揉み扱くだけで俺の先端から甘い汁が漏れ出し、布をぬらす。
「ふ・・・つ・・・ん」
ゆったりとした動きだった幹さんの手が、決心したようにすばやく俺のジーンズとパンツを脱がした。
冷たい空気がスーッと中心を掠める。
ビクンと反射的にひざを抱え込んでそこを隠そうとするけれど、のしかかった幹さんの足で押さえられて、俺のモノが幹さんの目の前にさらされた。
照明を落とすまもなく始まった行為に、白昼のように照らし出される俺の体。
幹さんの視線。
熱くて・・・怖くて・・・やさしい。すごくやさしくて。
幹さんは泣いていないんだ。良かった。
俺は嬉しくなって、知らず知らずに幹さんに微笑みかける。
「幹さん 笑って」
俺は両手を伸ばして、幹さんの肩をかき抱いた。
「わたる・・・わたる・・渉」
幹さんが俺の名を呼ぶ。俺の薄い胸板に赤い花を散らせながら、何度も俺の名を呼ぶ。
幹さんの唇に、時々ビクンと肌が反応する。
「渉・・・」
幹さんの手が俺の恥毛をくすぐりながら、ぎゅっと根元を握ると上下に扱きだした。
「幹さん 幹さんっ・・・・」
俺も幹さんの名前を呼び続けた。
やっぱり夢かな。
夢なら もっともっと、刺激が欲しい。
「あ・・あ・・・みきさん」
恥ずかしげも無く、俺の腰が勝手に幹さんの手を求めてグラウンドしてしまうんだ。
「渉・・」
幹さんが裏側の筋を、皮を、上下させ、先端の割れ目に爪を立てる。
「あっ・・つぅ・・・あああ」
傘の下をぎゅっと握り、激しく扱き出した。
先走りをぐちょぐちょと強く揉まれると、一気に射精感が湧き上がってきた。
「あああ・・・もう・・いきたいっ・・・・」
左の乳首を強くかまれたとき、俺は自分を解き放った。
「はぁ、はあ、はあ・・・」
何にも考えられない。
俺はぐったり手足を投げ出した。
ワインが全身に回ったのかな。雲の上に放り出されたよう。目を閉じていると、天地すら分からなくなる。
幹さんが俺の脚を肩の上に持ち上げて、俺の放った液を手に取り、後ろに塗りつけても
俺の意識はまだ雲の上で、「はあはあ」と荒い息を繰り返しているだけだった。
ぐいぅっと幹さんの指が差し込まれた。
「あああっ・・・・なに?・・・」
目を開けると、幹さんの顔。
「怖い・・・・俺・・・俺」
初めてに異物感に、体が拒否反応を示す。ギュッと緊張する。
「俺・・・・幹さん・・・幹さん・・・」
怖いだけなんだ、嫌じゃないんだ・・・。
幹さんは、俺の緊張をほぐすように、片手を俺の髪に入れて
「渉・・・大丈夫だから。大丈夫だから」
と何度も囁いた。
その声に俺は縋るように、こくん、こくんと頷いていた。
幹さんの指が、俺の中でゆっくりと蠢く。
「んぁ・・・・あ・・ああ」
なぜだか自然と目じりから涙が零れ落ちる。悲しくなんか無いのに。
「痛いか?」
痛くないよ・・と首を横に振る。もうしゃべれない。首を振るたびに涙も溢れてくる。
1本から2本、3本と増やされた指で、ぐりぐりと中を解かされ、苦しいだけの圧迫感から、体の芯が疼くような感覚に変化し始めると、俺の中心が再び首を持ち上げだした。
「あぅ・・変・・俺変だ・・ああ」
幹さんの指がぐっとある一点を突いたとき、体を貫くように痺れが走った。
「あっ!!!あっ!!」
「あ、幹さん・・・幹さん 助けて・・・俺・・俺」
この疼きを自分でどうしたらいいか分からなくて、俺は幹さんにしがみつく。
「渉・・渉」
指が抜かれると、解かされたその場所に幹さん自身があてがわれた。
「いいのか、いいのか」
俺はしがみつく腕に力を込めた。
もう怖くないから。
ぐぐっと幹さんが侵入する。
「あっあっ・・・あああ!」
抑えきれない喘ぎ、口角から流れ落ちる唾液。
もう何も考えられない。俺の中に幹さんがいて、俺はもうそこにしか神経が行かなくて、意味のある言葉を発することも出来なくて。
探るようにゆっくり動いていた幹さんが、激しく打ち付けてきた。
その激しいリズムに俺の中心が待ちきれなく、どくんどくんと精を放ったとき、幹さんも俺の中で爆ぜた。
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
・・・・お叱りはご勘弁・・・・
お暇でしたら、コメなどいただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
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幹さんの手が布越しにゆっくり揉み扱くだけで俺の先端から甘い汁が漏れ出し、布をぬらす。
「ふ・・・つ・・・ん」
ゆったりとした動きだった幹さんの手が、決心したようにすばやく俺のジーンズとパンツを脱がした。
冷たい空気がスーッと中心を掠める。
ビクンと反射的にひざを抱え込んでそこを隠そうとするけれど、のしかかった幹さんの足で押さえられて、俺のモノが幹さんの目の前にさらされた。
照明を落とすまもなく始まった行為に、白昼のように照らし出される俺の体。
幹さんの視線。
熱くて・・・怖くて・・・やさしい。すごくやさしくて。
幹さんは泣いていないんだ。良かった。
俺は嬉しくなって、知らず知らずに幹さんに微笑みかける。
「幹さん 笑って」
俺は両手を伸ばして、幹さんの肩をかき抱いた。
「わたる・・・わたる・・渉」
幹さんが俺の名を呼ぶ。俺の薄い胸板に赤い花を散らせながら、何度も俺の名を呼ぶ。
幹さんの唇に、時々ビクンと肌が反応する。
「渉・・・」
幹さんの手が俺の恥毛をくすぐりながら、ぎゅっと根元を握ると上下に扱きだした。
「幹さん 幹さんっ・・・・」
俺も幹さんの名前を呼び続けた。
やっぱり夢かな。
夢なら もっともっと、刺激が欲しい。
「あ・・あ・・・みきさん」
恥ずかしげも無く、俺の腰が勝手に幹さんの手を求めてグラウンドしてしまうんだ。
「渉・・」
幹さんが裏側の筋を、皮を、上下させ、先端の割れ目に爪を立てる。
「あっ・・つぅ・・・あああ」
傘の下をぎゅっと握り、激しく扱き出した。
先走りをぐちょぐちょと強く揉まれると、一気に射精感が湧き上がってきた。
「あああ・・・もう・・いきたいっ・・・・」
左の乳首を強くかまれたとき、俺は自分を解き放った。
「はぁ、はあ、はあ・・・」
何にも考えられない。
俺はぐったり手足を投げ出した。
ワインが全身に回ったのかな。雲の上に放り出されたよう。目を閉じていると、天地すら分からなくなる。
幹さんが俺の脚を肩の上に持ち上げて、俺の放った液を手に取り、後ろに塗りつけても
俺の意識はまだ雲の上で、「はあはあ」と荒い息を繰り返しているだけだった。
ぐいぅっと幹さんの指が差し込まれた。
「あああっ・・・・なに?・・・」
目を開けると、幹さんの顔。
「怖い・・・・俺・・・俺」
初めてに異物感に、体が拒否反応を示す。ギュッと緊張する。
「俺・・・・幹さん・・・幹さん・・・」
怖いだけなんだ、嫌じゃないんだ・・・。
幹さんは、俺の緊張をほぐすように、片手を俺の髪に入れて
「渉・・・大丈夫だから。大丈夫だから」
と何度も囁いた。
その声に俺は縋るように、こくん、こくんと頷いていた。
幹さんの指が、俺の中でゆっくりと蠢く。
「んぁ・・・・あ・・ああ」
なぜだか自然と目じりから涙が零れ落ちる。悲しくなんか無いのに。
「痛いか?」
痛くないよ・・と首を横に振る。もうしゃべれない。首を振るたびに涙も溢れてくる。
1本から2本、3本と増やされた指で、ぐりぐりと中を解かされ、苦しいだけの圧迫感から、体の芯が疼くような感覚に変化し始めると、俺の中心が再び首を持ち上げだした。
「あぅ・・変・・俺変だ・・ああ」
幹さんの指がぐっとある一点を突いたとき、体を貫くように痺れが走った。
「あっ!!!あっ!!」
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この疼きを自分でどうしたらいいか分からなくて、俺は幹さんにしがみつく。
「渉・・渉」
指が抜かれると、解かされたその場所に幹さん自身があてがわれた。
「いいのか、いいのか」
俺はしがみつく腕に力を込めた。
もう怖くないから。
ぐぐっと幹さんが侵入する。
「あっあっ・・・あああ!」
抑えきれない喘ぎ、口角から流れ落ちる唾液。
もう何も考えられない。俺の中に幹さんがいて、俺はもうそこにしか神経が行かなくて、意味のある言葉を発することも出来なくて。
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何度も、何度も、明け方まで繰り返し見たゆうべの夢。
ついばむようなキスも、抱きしめられた腕の硬さも・・・覚えている。
「夢じゃなかったんだ・・・・」
「だって・・俺、酒弱くて・・」
「だって・・・なんか幹さん、泣いているんだとばっかし思って」
「なんか・・俺、俺、馬鹿みたいで・・・はは」
キスされて、抱かれて、いってしまって、あられもない声を出して、腰振って・・・
あれが全部本当なら、俺って俺って・・・かなり・・・インラン?
思わず、腕を振りほどき、くるりと背中を向けて荷物を探した。
はやくはやく、ここから出なきゃ。俺、俺・・。
なんか俺一人で勘違いしてたんだ。
幹さん、泣いてなんかいなかったのに。
あわてて歩こうとしてつんのめり、危うくテーブルをひっくり返しそうになる。
都心のワンルームマンション。わずか8畳のスペースにベットとテーブルとTVボードと男が二人突っ立っっていれば、歩く隙間も無い。
テーブルに突っ込みそうになる俺を、さっと腕が伸びぐっと引っ張り挙げられ、そのまま後ろからぎゅぅっと。強く強く抱きしめられた。
「はなして・・・俺、帰る・・・」
すり抜けようとする俺を、放すまいと更に力がこもる。
「帰らないでくれ・・・渉・・・ありがとうな」
「え・・・?なに?」
「俺の中のどろどろしたタールの塊・・・・渉が流してくれた」
「何のこと?」
幹さんは、俺の髪に顔をうずめて、小さく吐息をついた。
それから、黙ったまま俺の髪をくしゃくしゃと撫で回す。
「俺の中に・・・・」
「5年間の間に少しずつ堆積されていったんだ、どす黒くてどろどろした気持ち・・・」
「自分ではどうしようも出来なくて」
「お前がゆうべ、全部流してくれた」
「お前が・・お前が変わりに泣いてくれた」
ゆうべ、なんだか無性に涙がでて、止まらなくなって、それをずっと幹さんの唇が掬い取ってくれた。あのついばむようなキス。
「幹さん泣いてないのに・・・・俺、馬鹿みたいだった・・・」
幹さんの腕が少しだけ震えているような気がする。
「馬鹿じゃないよ、渉。・・・渉」
「お前のおかげで、俺笑えてるだろう?」
幹さんは、俺の体をくるりと自分のほうに向け、顎をつかんでにっと笑った。
「ぷっ・・・幹さん、その笑い顔・・変」
ウソだよ。すげぇ、かっこいい。
「渉!こんのぉ」
そのまま、ベットに押し倒された。
「渉。俺、今、必死。ちゃかすなよ。ちゃんと話し聞け。」
「・・・うん」
ベットで横抱きにされ、腕枕をした幹さんの手が俺の髪をもてあそびながら、もごもごとことばを綴る。
「お前がさ・・・俺を解放してくれたんだ」
「・・・好きだったの?」
「そうだな・・・たぶんな」
「・・健にぃ?」
「・・・5年間ずっと見てたんだぜ。俺、親友だから・・・」
「何か、自分でも良く分かってなかったんだよ。だけど、二人を見るたびに苦い気分になって」
「喧嘩して泣き付かれる度に、嬉しがってる自分がいて」
「さっさと別れろって思いながら、仲を取り持って・・・親友だからな」
「うん・・・好きだったのかもな」
「きのうで、終わりにするつもりで飲んでたんだ。でも飲めば飲むほど、どんどん心の中が苦くなって。」
「すげぇ、情けないだろ・・・・」
「笑ってよ・・幹さん・・・幹さん笑ってるのがいいよ」
「俺なんて、もっと情けないよ・・・」
「俺、俺、・・・5年前の・・・あの時のキスがずっと忘れられなかったんだ」
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
・・・・これだけ書くのに3日もかかってしまいました。二人ともヘタレで・・・
コメントなんていただけると嬉しくって舞い上がってしまいます。
なんたってまだカウンター300超えたとこですから。うち半分は自分デス(爆)
参加しています。ぽちっとよろしくね。

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ついばむようなキスも、抱きしめられた腕の硬さも・・・覚えている。
「夢じゃなかったんだ・・・・」
「だって・・俺、酒弱くて・・」
「だって・・・なんか幹さん、泣いているんだとばっかし思って」
「なんか・・俺、俺、馬鹿みたいで・・・はは」
キスされて、抱かれて、いってしまって、あられもない声を出して、腰振って・・・
あれが全部本当なら、俺って俺って・・・かなり・・・インラン?
思わず、腕を振りほどき、くるりと背中を向けて荷物を探した。
はやくはやく、ここから出なきゃ。俺、俺・・。
なんか俺一人で勘違いしてたんだ。
幹さん、泣いてなんかいなかったのに。
あわてて歩こうとしてつんのめり、危うくテーブルをひっくり返しそうになる。
都心のワンルームマンション。わずか8畳のスペースにベットとテーブルとTVボードと男が二人突っ立っっていれば、歩く隙間も無い。
テーブルに突っ込みそうになる俺を、さっと腕が伸びぐっと引っ張り挙げられ、そのまま後ろからぎゅぅっと。強く強く抱きしめられた。
「はなして・・・俺、帰る・・・」
すり抜けようとする俺を、放すまいと更に力がこもる。
「帰らないでくれ・・・渉・・・ありがとうな」
「え・・・?なに?」
「俺の中のどろどろしたタールの塊・・・・渉が流してくれた」
「何のこと?」
幹さんは、俺の髪に顔をうずめて、小さく吐息をついた。
それから、黙ったまま俺の髪をくしゃくしゃと撫で回す。
「俺の中に・・・・」
「5年間の間に少しずつ堆積されていったんだ、どす黒くてどろどろした気持ち・・・」
「自分ではどうしようも出来なくて」
「お前がゆうべ、全部流してくれた」
「お前が・・お前が変わりに泣いてくれた」
ゆうべ、なんだか無性に涙がでて、止まらなくなって、それをずっと幹さんの唇が掬い取ってくれた。あのついばむようなキス。
「幹さん泣いてないのに・・・・俺、馬鹿みたいだった・・・」
幹さんの腕が少しだけ震えているような気がする。
「馬鹿じゃないよ、渉。・・・渉」
「お前のおかげで、俺笑えてるだろう?」
幹さんは、俺の体をくるりと自分のほうに向け、顎をつかんでにっと笑った。
「ぷっ・・・幹さん、その笑い顔・・変」
ウソだよ。すげぇ、かっこいい。
「渉!こんのぉ」
そのまま、ベットに押し倒された。
「渉。俺、今、必死。ちゃかすなよ。ちゃんと話し聞け。」
「・・・うん」
ベットで横抱きにされ、腕枕をした幹さんの手が俺の髪をもてあそびながら、もごもごとことばを綴る。
「お前がさ・・・俺を解放してくれたんだ」
「・・・好きだったの?」
「そうだな・・・たぶんな」
「・・健にぃ?」
「・・・5年間ずっと見てたんだぜ。俺、親友だから・・・」
「何か、自分でも良く分かってなかったんだよ。だけど、二人を見るたびに苦い気分になって」
「喧嘩して泣き付かれる度に、嬉しがってる自分がいて」
「さっさと別れろって思いながら、仲を取り持って・・・親友だからな」
「うん・・・好きだったのかもな」
「きのうで、終わりにするつもりで飲んでたんだ。でも飲めば飲むほど、どんどん心の中が苦くなって。」
「すげぇ、情けないだろ・・・・」
「笑ってよ・・幹さん・・・幹さん笑ってるのがいいよ」
「俺なんて、もっと情けないよ・・・」
「俺、俺、・・・5年前の・・・あの時のキスがずっと忘れられなかったんだ」
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・・・・これだけ書くのに3日もかかってしまいました。二人ともヘタレで・・・
コメントなんていただけると嬉しくって舞い上がってしまいます。
なんたってまだカウンター300超えたとこですから。うち半分は自分デス(爆)
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5年前、渉が高校に入ったばかりの15の春。兄の健は新卒の社会人としてデビューした。
健も渉もお互いに緊張した一ヶ月を送った5月中旬、にやっと笑った兄は
「お前も入試がんばったからな。」
と、ソファーに座る渉の頭を横から羽交い絞めして、髪をぐちゃぐちゃになでる。
「健にぃ!苦しいってば」
7つ下の弟は、健にとっていつまでもかわいいかわいい赤ちゃんと一緒だった。
オムツをかえてやった、とか、転んで怪我をすればおぶって帰って絆創膏をはってやった、とか・・・。渉も年の離れた兄が大好きで、いつもくっついて歩いた。
「旅行行くけど一緒に行くか?会社の連中と一緒だけど、また泣いてひっくり返られると困るからなあ。」
健の初デートのDLを、泣いてすがって一緒に連れて行ってもらった渉。7つのとき。
「ほんと!行く行く!」
渉は健にかまってもらえるのが嬉しかった。
小学校に入れば、健は中学に。中学に入れば健は大学に。いつも先を行ってしまう。
高校にもなって、兄ちゃんについて回るというのも恥ずかしいことだと、もう一人の渉が止めるが、社会人になって家を出た兄に、久々に会えることが単純に嬉しくってたまらなかった。
初給料を温泉につぎ込むのだ、と22歳の男女5人に混じって15歳の俺もレンタカーの後部座席に座らせてもらう。
車で3時間ほど走らせ、富士山の見える小さなペンションについた。
赤い屋根が目印の、メルヘンチックなそれは、いかにも若い女の子が喜びそうなアイテム。
それはこの旅行が男同士だけの気軽なものではなく、女の子の目を意識した旅行であることが読み取れた。
ペンションの裏手の付属のテニスコートで、健とその仲間がダブルスを組み楽しそうにボールを追っているのにたいし、テニス初挑戦の渉にとっては、サービスすらままならない自体だった。
「ちぇ、健にぃ いつの間にテニスなんか覚えたのかな」
楽しそうな雰囲気に水を刺したくないのもあり、ベンチを暖めながらラケットをいじる。
「渉くんは、テニスはしないの?」
声を掛けてきたのは、いかにもスポーツ万能ですという風情の長身の男前だった。
「えっと、、、幹さん・・・? 俺、テニスできないから・・・別にいい」
まだ160センチに満たない渉にとって、余裕で180センチはあるであろう幹は、話しかけられるだけでなんだか怒られている様な気持ちになるのだ。
「そっか」
「健!俺ちょっと疲れたから、抜けるな!」
幹は健に一声かけると、いきなり渉の手を取り、
「ちょっと、買出し行こうぜ」
とぐいぐい引っ張って歩く。
「痛いって!」
「あ、ごめん。渉くん、食べたいものある?夜のつまみ買出しに行こうか。確か、下のほうに酒屋かコンビニがあったからさ。」
「特に無いけど・・・コーラとポテチくらいかな」
坂道を下りながら、とつとつと話しかけてくる大男が、もしかして自分を気にかけて抜け出したのだと思うと、少しだけ緊張が解れる。
「俺、なんか場違いで・・・会社の人ばっかりだし・・・」
「ん?そんなこと気にしなくっていいから。みんな、健の自慢の弟が見たくってしょうがなかったんだよ」
「自慢の弟・・・?」
「うん。明慧学園に入ったんだって?かわいい弟だってさ。」
「かわいいって・・・俺、もう子供じゃないし。健にぃのばか・・・」
幹は、ははは・・と笑うと、つないだ手をギュッと握って夕焼けの道を歩いた。
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
・・・・幹さんと渉の出会い編です。昔話なので三人称にしてみました。
参加しています。ぽちっとよろしくね。

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健も渉もお互いに緊張した一ヶ月を送った5月中旬、にやっと笑った兄は
「お前も入試がんばったからな。」
と、ソファーに座る渉の頭を横から羽交い絞めして、髪をぐちゃぐちゃになでる。
「健にぃ!苦しいってば」
7つ下の弟は、健にとっていつまでもかわいいかわいい赤ちゃんと一緒だった。
オムツをかえてやった、とか、転んで怪我をすればおぶって帰って絆創膏をはってやった、とか・・・。渉も年の離れた兄が大好きで、いつもくっついて歩いた。
「旅行行くけど一緒に行くか?会社の連中と一緒だけど、また泣いてひっくり返られると困るからなあ。」
健の初デートのDLを、泣いてすがって一緒に連れて行ってもらった渉。7つのとき。
「ほんと!行く行く!」
渉は健にかまってもらえるのが嬉しかった。
小学校に入れば、健は中学に。中学に入れば健は大学に。いつも先を行ってしまう。
高校にもなって、兄ちゃんについて回るというのも恥ずかしいことだと、もう一人の渉が止めるが、社会人になって家を出た兄に、久々に会えることが単純に嬉しくってたまらなかった。
初給料を温泉につぎ込むのだ、と22歳の男女5人に混じって15歳の俺もレンタカーの後部座席に座らせてもらう。
車で3時間ほど走らせ、富士山の見える小さなペンションについた。
赤い屋根が目印の、メルヘンチックなそれは、いかにも若い女の子が喜びそうなアイテム。
それはこの旅行が男同士だけの気軽なものではなく、女の子の目を意識した旅行であることが読み取れた。
ペンションの裏手の付属のテニスコートで、健とその仲間がダブルスを組み楽しそうにボールを追っているのにたいし、テニス初挑戦の渉にとっては、サービスすらままならない自体だった。
「ちぇ、健にぃ いつの間にテニスなんか覚えたのかな」
楽しそうな雰囲気に水を刺したくないのもあり、ベンチを暖めながらラケットをいじる。
「渉くんは、テニスはしないの?」
声を掛けてきたのは、いかにもスポーツ万能ですという風情の長身の男前だった。
「えっと、、、幹さん・・・? 俺、テニスできないから・・・別にいい」
まだ160センチに満たない渉にとって、余裕で180センチはあるであろう幹は、話しかけられるだけでなんだか怒られている様な気持ちになるのだ。
「そっか」
「健!俺ちょっと疲れたから、抜けるな!」
幹は健に一声かけると、いきなり渉の手を取り、
「ちょっと、買出し行こうぜ」
とぐいぐい引っ張って歩く。
「痛いって!」
「あ、ごめん。渉くん、食べたいものある?夜のつまみ買出しに行こうか。確か、下のほうに酒屋かコンビニがあったからさ。」
「特に無いけど・・・コーラとポテチくらいかな」
坂道を下りながら、とつとつと話しかけてくる大男が、もしかして自分を気にかけて抜け出したのだと思うと、少しだけ緊張が解れる。
「俺、なんか場違いで・・・会社の人ばっかりだし・・・」
「ん?そんなこと気にしなくっていいから。みんな、健の自慢の弟が見たくってしょうがなかったんだよ」
「自慢の弟・・・?」
「うん。明慧学園に入ったんだって?かわいい弟だってさ。」
「かわいいって・・・俺、もう子供じゃないし。健にぃのばか・・・」
幹は、ははは・・と笑うと、つないだ手をギュッと握って夕焼けの道を歩いた。
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コーラ、焼酎に赤ワイン2本、ポテトチップにアタリメ、カキピー、チーズにクラッカー。
酒と菓子類を買い物した帰り道、交差点の角の小さなケーキやに渉の目がとまった。
イチゴがたっぷり乗ったタルト・・・一瞬だけ歩みを緩めただけなのに、幹はカランとドアを開けると「それ、下さい」と1ホール買いをする。
(え・・?)
「女子たち泣いて喜ぶかもな。渉くんもタルト好きか?」
「・・・うん」
(別に僕のためじゃないんだ・・・)渉はなぜだか気持ちが萎んだ。
幹はケーキを受け取ると、ほいと渉に手渡す。触れた指先が冷たい。
5月の山間の夕暮れ時はまだ肌寒く、ヒューと風が吹くと渉はぶるっと震えた。
富士山が赤く染まっている。幹は両手に持っていた酒類をひょいと片手で持ち直すと、
「急ごうか」
と、再び渉の手を取って歩き出した。
まるで小さい子が飛び出さないように。手をつないだ指先はじわんと暖かくなった。
宿に帰ると、都内の某ホテルでシェフをしていたというオーナー自慢のフレンチがダイニングテーブルに並べられている。
ラウンジでくつろいでいた健が、幹と渉に着席を促す。
「遅いよー、さあ食べようか」
渉はいつものように健の隣に座ろうとしたが、一足先にエミとカナがすぅと腰掛ける。正面にはマリコがさっと腰掛ける。
(あ・・・)
健の後ろで戸惑う渉に、幹が自分の隣の席をぽんぽんとたたき、
「渉くん、ココおいで」
と健から遠くはなれた席を示した。
菜の花のサラダから始まる前菜、ワインで煮込んだ柔らかなビーフ、コンソメスープ、小さなペンションなのに手の込んだフレンチに舌鼓を打ちながら、かわらずの居心地の悪さを感じるのは、兄の健が渉の存在を忘れているかのように、隣に座るエミたちとの話に夢中だからだ。
いつもなら、「こぼすな」だの、「残すな」だの煩わしいくらいに世話を焼くのに、今日の健にはその気配すら見られない。
「渉くんは、お兄さん子だね」
取り残された子犬のような表情を浮かべる渉に幹が小声で話しかける。
「・・・」
「受験勉強も健が教えたって聞いたよ」
「俺、数学が苦手だから・・・」
たった2ヶ月前まで、健は毎日渉のそばにいた。ご飯を一緒に食べ、お笑い番組を一緒に笑い、じっくり勉強を教えてくれた。受験当日も、背中を抱いて「大丈夫!お前なら出来る!いって来い!」と渉の緊張を取り払い、番号が張り出された掲示板の前では、抱え挙げて喜んでくれた。
幹は、渉が泣き出すのではないかと心配だった。小さな男の子。兄だけが頼りで子犬のように付いてきたであろうに、健の視線は若い女子達に向けられたままだ。
食事が終わり、部屋に引きあげ「健にぃ、温泉いこ」と声をかけるが
「悪りぃ、食事の前に入っちゃったよ、幹と一緒に入っておいで」
とすげない。
健は渉の不安な気持ちにはまったく気づいていないのだ。
風呂から上がると、エミたちの部屋から嬌声が聞こえ、顔をぬぅと出した健が
「ゲームすっからはやくおいで」
と今日はじめての優しい声を渉にかけた。
健の一言で、ぽぉっと頬を染め、嬉しそうに走りよる渉。
そんな二人を幹は苦笑いで見ていた。
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引き続き、幹22才、渉15才です。あれ、まだ罰ゲームまで行かないなあ。へんね。
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酒と菓子類を買い物した帰り道、交差点の角の小さなケーキやに渉の目がとまった。
イチゴがたっぷり乗ったタルト・・・一瞬だけ歩みを緩めただけなのに、幹はカランとドアを開けると「それ、下さい」と1ホール買いをする。
(え・・?)
「女子たち泣いて喜ぶかもな。渉くんもタルト好きか?」
「・・・うん」
(別に僕のためじゃないんだ・・・)渉はなぜだか気持ちが萎んだ。
幹はケーキを受け取ると、ほいと渉に手渡す。触れた指先が冷たい。
5月の山間の夕暮れ時はまだ肌寒く、ヒューと風が吹くと渉はぶるっと震えた。
富士山が赤く染まっている。幹は両手に持っていた酒類をひょいと片手で持ち直すと、
「急ごうか」
と、再び渉の手を取って歩き出した。
まるで小さい子が飛び出さないように。手をつないだ指先はじわんと暖かくなった。
宿に帰ると、都内の某ホテルでシェフをしていたというオーナー自慢のフレンチがダイニングテーブルに並べられている。
ラウンジでくつろいでいた健が、幹と渉に着席を促す。
「遅いよー、さあ食べようか」
渉はいつものように健の隣に座ろうとしたが、一足先にエミとカナがすぅと腰掛ける。正面にはマリコがさっと腰掛ける。
(あ・・・)
健の後ろで戸惑う渉に、幹が自分の隣の席をぽんぽんとたたき、
「渉くん、ココおいで」
と健から遠くはなれた席を示した。
菜の花のサラダから始まる前菜、ワインで煮込んだ柔らかなビーフ、コンソメスープ、小さなペンションなのに手の込んだフレンチに舌鼓を打ちながら、かわらずの居心地の悪さを感じるのは、兄の健が渉の存在を忘れているかのように、隣に座るエミたちとの話に夢中だからだ。
いつもなら、「こぼすな」だの、「残すな」だの煩わしいくらいに世話を焼くのに、今日の健にはその気配すら見られない。
「渉くんは、お兄さん子だね」
取り残された子犬のような表情を浮かべる渉に幹が小声で話しかける。
「・・・」
「受験勉強も健が教えたって聞いたよ」
「俺、数学が苦手だから・・・」
たった2ヶ月前まで、健は毎日渉のそばにいた。ご飯を一緒に食べ、お笑い番組を一緒に笑い、じっくり勉強を教えてくれた。受験当日も、背中を抱いて「大丈夫!お前なら出来る!いって来い!」と渉の緊張を取り払い、番号が張り出された掲示板の前では、抱え挙げて喜んでくれた。
幹は、渉が泣き出すのではないかと心配だった。小さな男の子。兄だけが頼りで子犬のように付いてきたであろうに、健の視線は若い女子達に向けられたままだ。
食事が終わり、部屋に引きあげ「健にぃ、温泉いこ」と声をかけるが
「悪りぃ、食事の前に入っちゃったよ、幹と一緒に入っておいで」
とすげない。
健は渉の不安な気持ちにはまったく気づいていないのだ。
風呂から上がると、エミたちの部屋から嬌声が聞こえ、顔をぬぅと出した健が
「ゲームすっからはやくおいで」
と今日はじめての優しい声を渉にかけた。
健の一言で、ぽぉっと頬を染め、嬉しそうに走りよる渉。
そんな二人を幹は苦笑いで見ていた。
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
引き続き、幹22才、渉15才です。あれ、まだ罰ゲームまで行かないなあ。へんね。
参加しています。ぽちっとよろしくね。
こちらもぽちっと・・・励みになりますので。
トランプやジェンカにも飽きた頃、マリコが王様ゲームをやろうと言い出した。コンパでは定番といえども、まだ15の渉にとってそれはどんな遊びかも想像が付かず、言われるままに割り箸を引く。
王様のカナが「2番3番 Dキス!」と命令。
渉の手元には3番の割り箸。
「な、なに?」
幹は、渉ににこっと微笑むと、やさしく頬にキスをした。
「なっなっ」
パニクる渉に、先ほどからほろ酔いかげんの王様カナは、ろれつの回らぬ舌で
「だめだめ!罰ゲームなんだから!!Dよ!でぃーぷ!」
と、追い討ちをかける。
後ずさりしながらがたんと立ち上がり「ぼ、僕もう寝る!」と走って逃げる渉に 「かわいいいい!」と、けらけらと笑いの渦が起きた。
ゲームがそのままお開きになるのを機に、エミたちは「もう一度温泉に」と女3人で出かけて行く。
幹はラウンジに移動し焼酎を飲もうと誘うと、ソファーに深く沈んだ健がポツリとつぶやいた。
「これで、お終いにしなきゃな」
「なにを?」
「ふふ。俺ブラコンなの、俺の渉 かわいいでしょ。俺が育てたんだぜ。このままだと俺ががんじがらめにしちゃいそうでさ」
「オムツも替えたし、絵本も読んでやったよ。幼稚園のお迎えもしたし、お風呂も入れて」
「いっつも俺の後ろくっついて、一生懸命走ってくるんだ、そのたびに転んで泣くのに。」
「こうさ、彼女を紹介するでしょ、そうすっと、渉がちょっと悲しそうな顔をするわけよ。それだけで俺、女捨てられちゃうの」
「冬になると、寒いからって俺の布団にもぐりこんでくるんだよ、それがね、俺ちょっと苦しかったりして・・・」
「どんな美人より、渉のほうがかわいく見えちゃうって・・・やばいっしょ」
「だからさ、俺、もうエミに決めるの、渉は・・・かわいいかわいい弟だからな」
独り言のように、自嘲気味に告白する健。
今日一日、徹底的に渉を無視していたのは計画的だったんだ、と、女好きのちゃら男を演じていたのかと幹は思う。
健の皺のよった額を見ながら、幹は無性にせつなくなり頭を抱き寄せた。
「おまえ、馬鹿なやつだな・・・」
女3人が風呂から上がるがやがやとした音が聞こえてくる。
「さて、俺は渉くんの様子を見てくる、バカ兄のかわりに」
「よろしく〜、俺はしばらくここで飲んでっから」
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なぜか、番外が膨らんできてしまいました・・・ちょっと危ない健兄ちゃんです。あちゃ。
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渉の手元には3番の割り箸。
「な、なに?」
幹は、渉ににこっと微笑むと、やさしく頬にキスをした。
「なっなっ」
パニクる渉に、先ほどからほろ酔いかげんの王様カナは、ろれつの回らぬ舌で
「だめだめ!罰ゲームなんだから!!Dよ!でぃーぷ!」
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「ふふ。俺ブラコンなの、俺の渉 かわいいでしょ。俺が育てたんだぜ。このままだと俺ががんじがらめにしちゃいそうでさ」
「オムツも替えたし、絵本も読んでやったよ。幼稚園のお迎えもしたし、お風呂も入れて」
「いっつも俺の後ろくっついて、一生懸命走ってくるんだ、そのたびに転んで泣くのに。」
「こうさ、彼女を紹介するでしょ、そうすっと、渉がちょっと悲しそうな顔をするわけよ。それだけで俺、女捨てられちゃうの」
「冬になると、寒いからって俺の布団にもぐりこんでくるんだよ、それがね、俺ちょっと苦しかったりして・・・」
「どんな美人より、渉のほうがかわいく見えちゃうって・・・やばいっしょ」
「だからさ、俺、もうエミに決めるの、渉は・・・かわいいかわいい弟だからな」
独り言のように、自嘲気味に告白する健。
今日一日、徹底的に渉を無視していたのは計画的だったんだ、と、女好きのちゃら男を演じていたのかと幹は思う。
健の皺のよった額を見ながら、幹は無性にせつなくなり頭を抱き寄せた。
「おまえ、馬鹿なやつだな・・・」
女3人が風呂から上がるがやがやとした音が聞こえてくる。
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