すいません!間違えて限定になっていましたmm;
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救急外来の当直の合間に、大将はそっと高野の病室を覗いた。
深夜2時。

眠ってばかりいると思っていた高野は月明かりの窓を眺めて、ベットサイドに腰掛けている。

「・・・・高野さん、眠れませんか?」
ドアが開く音に反射的に振り向いた高野に、大将は静かに語りかけた。
「昼間、眠ってから・・・」
「高野さん、ちょっと話しませんか・・・・。とにかく横になってくださいね。」

「高野さん、今日、奥さんと話しました」
「あいつ、来たんだ・・・」
「はい、事故すぐ・・・駆けつけてくれましたよ。だけど、会えないからって帰られましたが・・・・。娘さんもご一緒でした。ベビーカーの乗ってましたけど、あなたに良く似た笑顔のかわいい子供でした」
「・・・・愛は元気そうだったか?」
「はい」
「エミさんに、お話を伺いました。他に好きな人がいるから、家を出て、もう帰れないって・・・」
「・・・あいつが想い続けている人がさ、フリーになったんだと」
苦々しげに高野は呟いた。



「高野さん、これからの僕に質問に『はい』か『いいえ』で答えてくれますか?」
「・・・・心理テスト?」
「・・まあ、そんなもんです」

「食事はきちんと取れていますか?」
「・・・いいえ」
「夜、眠れますか?」
「・・・いいえ」
「考えるのに疲れていますか?」
「・・・はい」

「エミさんを愛していますか?」
「はい」
「エミさんは、戻ってきてくれると思いますか?」
「いいえ」
「娘さんを愛していますか?」
「はい」
「娘さんともう会えないのは平気ですか」
「いいえ」
「あなた以外の誰かを、『パパ』と呼ぶのを耐えられますか」
「・・・・・・・・・いいえ」
「今後、また結婚したいと思いますか」
「・・・いいえ」
「誰かが愛ちゃんの代りを生んでくれても?」
「はい・・・俺の子はあの子だけだ・・・」
「愛ちゃんと、暮らしたいですか?」
「・・・・・・・・・・俺が、はい、と答えても・・・・・・無理だ・・・・・」
高野は気持ちが高まったのか、腕で両目を覆う。
「・・・・暮らしたいですか?」
「・・・・・・・はい」
「エミさんがいなくても?愛ちゃんだけでも?」
「・・・・・・はい・・・こんな事を聞いて何になるというんだ・・・もうやめてくれ」

「じゃあ、最後に・・・僕の事は嫌いですか?」
「いいえ?」

「ありがとう。質問は終わりです、つらい事を聞いてしまってごめんなさい」
「いや・・・なんなんだ?ああ、なんでもいいや。・・・それより、明日、退院したいんだけれど」
「だめ。3日はいてもらいます、その後は、うちに来てもらいますからね」
「はあ?うちって?」
「僕のマンションです。ここから歩いて5分・・・高野さん、自己管理できなさ過ぎです」
「あのさ、言っている意味が分からないんだけど」
「じゃあ、ゆっくり説明するから。話が終わるまで、質問はなしです。黙って聞いてください」

「高野さん、退院してもしばらく点滴に通ってもらいます。便利でしょ、うちにきたら。脱水症状起こしていますよ、こんな自己管理できない人、自宅に帰せませんから。僕と一緒に暮らしてもらいます。幸い2LDKで一部屋空いていますからね。寝具もそろっているし。服も僕とそれほど背丈は変わらないから。高野さん、やせちゃったからまあ若干は大きいと思いますが、当面の部屋着には十分でしょう」

「はあ?」

「だからね。僕と一緒に暮らすんですよ」



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ようやく大将先生が活躍できそうな・・・
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