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過去の作品は目次からどうぞ♪
(どうしていきなり 同居しなきゃいけないんだっ)
高野は、言いくるめられた腹いせに大将をぎりっと睨みつけた。口調も自然と荒くなる。
「センセってどんだけおせっかい・・・・俺、あんたのことなんてこれっぽっちも知らないのにどうして言う事聞かなきゃいけないわけよ・・・・そりゃあ、娘と暮らせるなら俺だってなんだってするけど・・・それにどう考えたってあんたにメリット何にもない」
「ああ、僕の事ですか?興味あります?」
「そりゃあ・・・これから一緒に暮らすんだろ、知らない奴とは暮らせない」
大将は、水割りを持って高野の正面に座った。高野にはアップルジュースを。
テーブルに肩肘を着き、高野の瞳を覗きながらささやくように自己紹介をする。
「秋元大将 って、名前は知ってますよね。ヒロマサって読んでください。一緒に暮らすんですからセンセイはつけないで。S大付属病院小児科医の駆け出し。秋元ファミリーの末席。両親と兄、姉。家族はみんな医療関係。10月25日生まれ27歳AB型」
「10月25日?」
「そう、さそり座です。高野さんうお座ですよね、相性ばっちりです」
「愛と誕生日が一緒なんだ・・・・」
「えっ?そうなんですか?うーん、運命感じちゃうなあ」
「何でお前が愛に運命感じるんだよっ。やっぱ一緒に住むのやめる、愛の身が危険だ」
「ああ、もうすぐそう言う。僕は女の子には興味がありませんのでご安心を。ああそうだ。僕のメリットね。僕はね、一生有り得ないと思っていた子育てが出来るのが嬉しいんですよ」
大将はそういうと、喉を鳴らしてウィスキーを飲み干した。
「センセ 俺にもくれ、酒」
「駄目。高野さん病み上がりですから。ちゃんと食べれる様になったら、お付き合いしてください、それから『ヒロマサ』だって。はい言って」
「ヒロマサ、酒くれ」
「駄目。主治医の許可無く勝手に飲んじゃ駄目ですよ。治ったら一緒に乾杯しましょうね。ああ、そうだ僕、水曜、午後から休みなので車で高野さんの家に荷物を取りに行きましょう」
「ヒロマサ、俺は健、タケルでいいよ」
「タケル・・・・健・・・タケル」
大将は目を見開いてなぜか頬を染めながら、高野の名前を繰り返し呼んだ。
週末、高野はエミと話をするために連絡を取り、エミの実家に向かった。
「こんにちは」
ガラガラと古い開き戸を開けると、エミの母親がひょいと顔を出しエプロンで手を拭きながらあわてて飛んでくる。
「まあ、健さん、すいませんねえ、エミが我侭で」
母親は、奥の居間に向かって大きく声を掛けた。
「エミっ、健さんが迎えに来てくれたわよ。いつまでもバカなこと言ってないで、さっさと一緒に帰りなさい!」
「タケル。離婚届もってきてくれたの?」
「違う。話し合いに来た、愛にあわせてくれ」
エミは愛を連れてサンダルをはくと、
「外で話そう」
と高野を促した。
5分ほど歩き、夕方だと言うのにまだまだ暑い日ざしを避けるため、参道を歩いて階段を上り神社に。あの日の祭りの喧騒がうそのように森閑とした空間。エミは石段に腰掛けると高野に話しかけた。
「事故大変だったね・・・怪我、たいした事なくて良かったね」
「ああ、駆けつけてくれたんだって。ありがとう」
「それで?話って?私、慰謝料とか養育費は入らないよ」
「エミは・・・本気でもう戻らないのか?」
「うん」
「じゃあ、俺も本気で言う。条件は一つ。愛は俺が育てる」
「・・・・何言ってるの?私が産んだんだよ」
「でも、俺が父親だ・・・絶対に手放さない」
「・・・健は会社があるでしょっ、出張も多いし。ご両親に頼るの?育児なんて出来ない人たちなのに?」
「いや、あの人たちは頼らない。もう、託児所も決めてあるし。何の問題もない」
「私の子よッ!」
「出て行ったのはエミだろっ、俺から愛を取り上げないでくれ、俺以外の男が父親になるのは許せないんだ、愛の父親は俺だけだ」
「・・愛は渡せない。絶対駄目」
エミはけんもほろろに高野の申し入れを断った。
梅雨も終わり暑い夏が始まったばかりの7月の真ん中。
21へ←→23へ
同棲じゃなくて、同居始まりました。ヒロマサ先生、さそり座のAB型、これってどういう性格なんでしょうか?
参加しています。ぜひぜひぽちっとよろしくね。


高野健のアンケートを実施中!よろしくです。
高野健がワキで出ている作品↓
<きのう見た夢 全12話>
続編<キューピットの憂鬱 全2話>
こちらもぽちっとな
(どうしていきなり 同居しなきゃいけないんだっ)
高野は、言いくるめられた腹いせに大将をぎりっと睨みつけた。口調も自然と荒くなる。
「センセってどんだけおせっかい・・・・俺、あんたのことなんてこれっぽっちも知らないのにどうして言う事聞かなきゃいけないわけよ・・・・そりゃあ、娘と暮らせるなら俺だってなんだってするけど・・・それにどう考えたってあんたにメリット何にもない」
「ああ、僕の事ですか?興味あります?」
「そりゃあ・・・これから一緒に暮らすんだろ、知らない奴とは暮らせない」
大将は、水割りを持って高野の正面に座った。高野にはアップルジュースを。
テーブルに肩肘を着き、高野の瞳を覗きながらささやくように自己紹介をする。
「秋元大将 って、名前は知ってますよね。ヒロマサって読んでください。一緒に暮らすんですからセンセイはつけないで。S大付属病院小児科医の駆け出し。秋元ファミリーの末席。両親と兄、姉。家族はみんな医療関係。10月25日生まれ27歳AB型」
「10月25日?」
「そう、さそり座です。高野さんうお座ですよね、相性ばっちりです」
「愛と誕生日が一緒なんだ・・・・」
「えっ?そうなんですか?うーん、運命感じちゃうなあ」
「何でお前が愛に運命感じるんだよっ。やっぱ一緒に住むのやめる、愛の身が危険だ」
「ああ、もうすぐそう言う。僕は女の子には興味がありませんのでご安心を。ああそうだ。僕のメリットね。僕はね、一生有り得ないと思っていた子育てが出来るのが嬉しいんですよ」
大将はそういうと、喉を鳴らしてウィスキーを飲み干した。
「センセ 俺にもくれ、酒」
「駄目。高野さん病み上がりですから。ちゃんと食べれる様になったら、お付き合いしてください、それから『ヒロマサ』だって。はい言って」
「ヒロマサ、酒くれ」
「駄目。主治医の許可無く勝手に飲んじゃ駄目ですよ。治ったら一緒に乾杯しましょうね。ああ、そうだ僕、水曜、午後から休みなので車で高野さんの家に荷物を取りに行きましょう」
「ヒロマサ、俺は健、タケルでいいよ」
「タケル・・・・健・・・タケル」
大将は目を見開いてなぜか頬を染めながら、高野の名前を繰り返し呼んだ。
週末、高野はエミと話をするために連絡を取り、エミの実家に向かった。
「こんにちは」
ガラガラと古い開き戸を開けると、エミの母親がひょいと顔を出しエプロンで手を拭きながらあわてて飛んでくる。
「まあ、健さん、すいませんねえ、エミが我侭で」
母親は、奥の居間に向かって大きく声を掛けた。
「エミっ、健さんが迎えに来てくれたわよ。いつまでもバカなこと言ってないで、さっさと一緒に帰りなさい!」
「タケル。離婚届もってきてくれたの?」
「違う。話し合いに来た、愛にあわせてくれ」
エミは愛を連れてサンダルをはくと、
「外で話そう」
と高野を促した。
5分ほど歩き、夕方だと言うのにまだまだ暑い日ざしを避けるため、参道を歩いて階段を上り神社に。あの日の祭りの喧騒がうそのように森閑とした空間。エミは石段に腰掛けると高野に話しかけた。
「事故大変だったね・・・怪我、たいした事なくて良かったね」
「ああ、駆けつけてくれたんだって。ありがとう」
「それで?話って?私、慰謝料とか養育費は入らないよ」
「エミは・・・本気でもう戻らないのか?」
「うん」
「じゃあ、俺も本気で言う。条件は一つ。愛は俺が育てる」
「・・・・何言ってるの?私が産んだんだよ」
「でも、俺が父親だ・・・絶対に手放さない」
「・・・健は会社があるでしょっ、出張も多いし。ご両親に頼るの?育児なんて出来ない人たちなのに?」
「いや、あの人たちは頼らない。もう、託児所も決めてあるし。何の問題もない」
「私の子よッ!」
「出て行ったのはエミだろっ、俺から愛を取り上げないでくれ、俺以外の男が父親になるのは許せないんだ、愛の父親は俺だけだ」
「・・愛は渡せない。絶対駄目」
エミはけんもほろろに高野の申し入れを断った。
梅雨も終わり暑い夏が始まったばかりの7月の真ん中。
21へ←→23へ
参加しています。ぜひぜひぽちっとよろしくね。

高野健のアンケートを実施中!よろしくです。
高野健がワキで出ている作品↓
<きのう見た夢 全12話>
続編<キューピットの憂鬱 全2話>
こちらもぽちっとな
時友
お久しぶりでございます〜。
すっかりご無沙汰してしまって、すみません(>_<)
ふらりと遊びには来させていただいていたのですが、いつもバタバタと読み逃げ状態の日々が続いておりました。。。
しかし、おいおいおい〜健兄や〜〜ん!な展開でございますね〜(T_T)
幸せにしてあげてくださいまし〜可哀相だよ〜〜!(号泣)
愛ちゃんを引き取れるといいね!大将先生と、幸せになっておくれ〜〜〜!
すっかりご無沙汰してしまって、すみません(>_<)
ふらりと遊びには来させていただいていたのですが、いつもバタバタと読み逃げ状態の日々が続いておりました。。。
しかし、おいおいおい〜健兄や〜〜ん!な展開でございますね〜(T_T)
幸せにしてあげてくださいまし〜可哀相だよ〜〜!(号泣)
愛ちゃんを引き取れるといいね!大将先生と、幸せになっておくれ〜〜〜!
2008/06/30 Mon 09:51 URL [ Edit ]
大野こうこ
>如月久美子さま
そーなんですよ。甘い生活の前には試練ありっ!なんですよね。でも、高野の兄ちゃんはかなり鈍感なので甘い生活が待っているのか・・謎です。
>時友さま
こちらこそご無沙汰、読み逃げの日々を送っております^^;
タケル兄ちゃん、渉にもエミにもさんざんにされた挙句ですので、かなり悲惨です。幸せにしたいところなんですが、鈍感男には幸せが転がっているのが見えるかどうか・・・大いに疑問が・・・。
そーなんですよ。甘い生活の前には試練ありっ!なんですよね。でも、高野の兄ちゃんはかなり鈍感なので甘い生活が待っているのか・・謎です。
>時友さま
こちらこそご無沙汰、読み逃げの日々を送っております^^;
タケル兄ちゃん、渉にもエミにもさんざんにされた挙句ですので、かなり悲惨です。幸せにしたいところなんですが、鈍感男には幸せが転がっているのが見えるかどうか・・・大いに疑問が・・・。
2008/07/01 Tue 18:43 URL [ Edit ]
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